地域社会の一員として。
「福祉、ふくし」と言い続けるといつの間にか「至福」になる。みうらの地域福祉を優しく支える「至福人」をシリーズで紹介するコーナーです。今回ご紹介するのは、令和5年度福祉用具アイディアコンクールで最優秀賞に輝いた石田実梨さんです。作品は、物を置いた場所や、買った物、薬を飲んだかどうか、などを録音しておくことで、ボタンを押せば、機械がしゃべって教えてくれる「ものわすれろくおんき」です。実梨さんのおばあさんがたまに忘れている様子を見て思いついたそうです。「おじいさんおばあさんが、後で忘れないように録音して、押したらしゃべってくれる録音機がいいと思いました。」
「社協みうら」第217号のラインラップ
みうらの至福人 ― 石田実梨さん
- 特集・あの人は今~髙橋知成さん~
- 三浦市ボランティア情報
- 自立支援最前線―地域活動支援センターゆずリハ
- サロン訪問記
- 狩倉弁護士のワンポイント法律相談
- 三浦市社協ってどんなところ?―地域診断
- 令和5年度社会福祉功労者表彰について
- 介護福祉士実務者研修について
- 令和6年能登半島地震災害義援金について
- 教えて!山田さん―理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」
- 福祉カレンダー
あの人は今 ~髙橋知成さん~ 九年前に本紙でご紹介した髙橋知成さん。髙橋さんは脊髄性筋萎縮症という病気で、普段ベッドの上で生活しています。当時は大学生でしたが、今は大好きなバスケットボールの仕事に携わっています。そんな髙橋さんの近況を伺いました。 【バスケットボ―ルを好きになったきっかけ】 二十八歳のとき、三人制バスケットボール「3x3(スリーエックススリー)」のプロチーム「BEEFMAN」を運営する会社に就職し、五年ほど働いています。 学生の頃「黒子のバスケ」というアニメを観たことでバスケットボールが好きになり、そこからオリンピックや海外の試合も観るようになりました。「アニメの世界が現実にもあるんだ。」と感じさせるプレーで、グッと引き込まれたことを覚えています。その後、日本のチームにも興味を持ち、試合を観に行くようになりました。 【仕事について】 在宅で一日八時間前後・週五日間働いています。 主な業務は、BEEFMANのユーチューブチャンネルに掲載する動画の編集です。3x3に詳しい層だけでなく、ライトな層も楽しめるよう、文字やタイミング、効果などを工夫して、実況や簡単な解説を入れています。使用しているパソコンは、自分用に整えたものです。後頭部で左クリックやドラッグ、左手で右クリックやカーソル操作、マイクを用いて音声入力など、全身を使ってパソコンを操作しています。約九分間の動画作りに、七~十日ほどかかります。ぜひユーチューブでご確認ください。 【今後の目標】 東京オリンピックより、3x3は五輪の正式種目になり、今まさに人気が上昇しているスポーツです。今の目標は、チームが世界に羽ばたいていけるように、裏方として自分にできることをやりたいです。 * * * 学生の頃からずっと大好きだったバスケットボールを仕事に選んだ高橋さん。新たな目標に向かって動き出していました。(杉崎)◀ BEEFMANEXE 公式YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/@beefmanexeyoutubechannel2183 「BEEFMANEXE YouTube」で検索しても見られます。
市民交流センターまつりのお知らせ
三浦市民交流センターニナイテ(ベイシア三浦店二階)において「市民交流センターまつり・市民活動デイ・市民活動ウィーク」が開催され、市民活動マーケット、活動展示、大抽選会、いきいきシニアコンテストなどが催されます。ぜひお越しください。
【市民活動ウィーク】三月十日(日)~十六日(土)九~二十一時
【市民交流センターまつり・市民活動デイ】三月十七日(日)十~十五時▽
お問い合わせは、ニナイテ(☎八四五-九九一九)までお願いいたします。
ボランティア交流会を開催します
ボランティアセンター主催の交流会です。日時は三月十二日(火)十三時三十分~十五時、場所はニナイテで、「市民活動ウィーク」に合わせての開催となります。内容は、情報交換や活動報告など。お申し込みは左記☎まで。
ボランティア保険のお知らせ
ボランティア活動保険及び行事保険は、社協のボランティアセンターに登録するボランティア等を対象とした保険です。三浦海岸駅近くのボランティアセンターまたは引橋の安心館でお手続きできます。お問い合わせは左記☎まで。
自立支援最前線『地域活動支援センターゆずリハ』 社会訓練や規則正しい生活習慣を身につけることを目的に、ゆずリハを利用されている真琴さん。いつも「ビッグになりたい!」と話す真琴さんは歌やダンス、おしゃれが大好きな暖館のアイドルです。余暇支援事業として月に一度開催している「ダンス教室」では、いつも楽しそうに歌い踊っています。 占いも得意で、真琴さんによる「まこ占い」では、面白い結果と恋のアドバイスがもらえると、ご利用者様や職員の間で大人気です。 最近は「私不器用なんだけどな~」と言いながらも、陶芸や暖館の展示物づくりなど、創作活動に参加しています。また、月の目標を定めた出席カレンダーを作るなど、苦手意識があることにも取り組む姿勢を見せてくださいます。 ゆずリハではこれからも、真琴さんが目標に向かって頑張れるよう、お手伝いしていきたいです。(冨宅) 三浦市社会福祉協議会が運営する「地域活動支援センターゆずリハ」へのお問い合わせは…☎881-7770
サロン訪問記
昨年二月に、三浦海岸駅の高架下に開所した、ボランティアセンターのサロンです。
ボランティアセンターは、ボランティアのマッチングや福祉教育の実施と調整、市民やボランティア活動者向けの研修・イベントなどをおこなう機関です。他にも、喫茶コーナーや共同募金会三浦市支会や老人クラブ連合会の事務局を運営しています。また、法人内の事業所と協力して、学習支援事業や食糧支援事業、デイサービスにおける調理作業イベントなどを実施しています。
「えきちかサロン」と銘打ち、月二回集まって体操や脳トレ、映像鑑賞などをしています。
参加者からは「リラックスしながら体操できる。」「アットホームな雰囲気で落ち着く。」などの感想をいただきました。
お近くに住んでいて、自力で来られる方でしたら、年齢問わずどなたでも参加できますので、お気軽にお越しください。なお、駐車場はありませんので予めご了承ください。(田川)
狩倉弁護士のワンポイント法律相談
法律相談は3月22日・4月26日。予約制☎888-7347
Q:高齢者です。大家からアパートが老朽化したので建て替えたいと退去を求められました。大家に退去費用を求めることは可能でしょうか。
A:賃貸人である大家が賃借人に対して退去を求めるためには、退去を求めることについての正当事由が認められる必要があります(借地借家法28条)。この正当事由の有無の判断にあたっては、賃貸人と賃借人双方の建物を使用する必要性が主な判断基準となり、建物の現況や退去費用などの金銭給付の有無等が補完要素として考慮されることになります(同条)。今回のご相談のように、アパートの老朽化という理由から退去を求められている場合については、建物が荒廃しており倒壊の危険が差し迫っているというような切迫した状況でない限りは、老朽化との理由のみをもって退去を求める正当事由が認められることは通常はなく、前述した補完要素も考慮されることになりますので、多くの場合、退去費用を求めることが可能であると考えられます。
なお、退去費用の額についての法的な算定基準はありませんが、引越費用や新たな入居先への入居にかかる費用等の移転実費や借家権価格相当額等を考慮して決定されることが多いといえます。
今回のご相談者におかれましても、建物の老朽化の程度にもよりますが、多くの場合は切迫した荒廃状況にはないと思われますので、大家に対し、退去費用を求めることが可能であると考えます。(担当弁護士:小川拓哉)
三浦市社協ってどんなところ? 事業紹介「地域診断」 「地域診断」は、住み慣れた地域で、誰もがいつまでも安心して暮らしていくことができる支え合いの地域づくりを進めることを目的とした取り組みです。 対象地域を調査し、把握した地域の課題や強み、今後の提案を「地域診断書」にまとめます。平成三十一年頃実施した東岡区の場合は、老人会の再結成や区民会館建設の動きにつながりました。今では、支えあいやサロン活動が活発におこなわれています。 現在は、上宮田第一区の皆さんと地域診断を進めています。一月に開いた「地域を考える茶話会」では、地域のいいところや気になるところについて意見交換しました。「地域のコミュニケーションの機会がないので、避難訓練や炊き出しなどができたらいい。」「『三浦が良い』と移住してきた若い人が多い。自家用車を持たないご家庭が多く、保育園や買い物、通院などに不便を感じている様子。」などのご意見がありました。 第一区にお住まいで取り組みに興味がある方や、地域診断に取り組みたい自治会の方は、ボランティアセンターまでご連絡ください。(齋田)▼三浦市社協の紹介動画をYouTubeにて公開中です!
https://www.youtube.com/watch?v=ImWKv6wONwY
令和5年度社会福祉功労者表彰について Report
1月12日、三浦市民ホールにおいて表彰式典を開催いたしました。受賞された皆様をご紹介いたします(以下敬称略・順不同)。
【表彰】▽松本幸雄(三浦地区保護司会)▽鈴木香織(三浦市民生委員児童委員協議会)▽西浦康広・大橋孝司(美山特養ホーム)▽松尾菜穂子(サニーライフ三浦)
【感謝】▽村山正美・大崎みづえ・法木幸久(みうらガイド協会)▽西川新・原真佐美(ひまわり会)▽渡邊稔(諏訪神社掃除の会)
【福祉用具アイディアコンクール】最優秀賞▽石田実梨 優秀賞▽米田伊織▽海沼颯登
おめでとうございます。いつも三浦市の地域福祉推進にご協力いただき、ありがとうございます。今後ますますのご活躍をお祈りいたします。
介護福祉士実務者研修について Information
実務者研修は「介護福祉士国家試験」を受けるために、必須の研修です。質の高い介護サービスを提供するための知識と技術の習得を目的としています。研修会場は安心館です。市内で受講できるこの機会に、ぜひお申し込みください。
日程 10/3・10/10・10/17・10/24・10/31 9:30~18:00
11/7・11/14 9:30~16:30
主催・問合せ 三幸福祉カレッジ ☎0120-294-350
申込期間 3月1日~7月29日
令和6年能登半島地震災害義援金について Information
中央共同募金会による義援金募集の情報です。ご協力をお願いいたします。
①三井住友銀行 東京公務部支店 普通預金 0162530
②りそな銀行 東京公務部支店 普通預金 0126815
※①②の口座名義は、(福)中央共同募金会(フクチュウオウキョウドウボキンカイ)です。
③ゆうちょ銀行 00150-6-515791 口座名義 中央共募令和6年能登半島地震災害義援金(チュウオウキョウボレイワロクネンノトハントウジシンサイガイギエンキン)
また、安心館をはじめとした本会の各拠点にも、共同募金の募金箱を設置しております。お問い合わせは、ボランティアセンター☎874-9882まで。
教えて!山田さん―理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」
テーマ「自助具」
自助具とは、病気や障害によって、不自由になった身体の状態に合わせて工夫された道具のことです。
写真①は、タオルに持ち手がついています。握る力が入りにくい、片手がうまく使えない人が身体を自分で洗う、拭くための道具です。
②は、足の先に手が届きにくくても、靴や靴下を履くことができます。
③は、身の回りのものに手が届かない、うまく掴めないときに使います。
さて、数回にわたり、自助具についてご紹介してきました。
適切な道具を利用して生活のできることを増やしていくこともリハビリの大事な役割であると言えます。
本記事に関するお問い合わせは☎八七六-八六五五(フレイルサポートセンター)までお願いいたします。
2024年3月 4日未病ウォーク 7日どんまい市立病院販売 10~16日市民活動ウィーク 17日市民活動デイ 21日ボラセンランチ会 22日無料法律相談 26日オレンジカフェ 27日どんまい市役所販売 2024年4月 10日どんまい市役所販売 18日どんまい市立病院販売 ボラセンランチ会 23日オレンジカフェ 26日無料法律相談 未病サロン情報 その他の地区でも不定期開催しています。詳しくは下記☎までお問い合わせください。 2024年3月 5日シーアイ 5・19日飯森中区 6日宮川会館 7日日の出会館 7・21日ボラセン(えきちか) 8日市民交流センター 老人福祉保健センター 12日小網代会館 12・25日氏子会館 13日海外楽友会 13・27日ボラセン三崎 19日暖館・海外区 22日あんじゅ三崎口 2024年4月 2日シーアイ 2・16日飯森中区 3日宮川会館 4日日の出会館 4・18日ボラセン(えきちか) 9日小網代会館 9・22日氏子会館 10日海外楽友会 10・24日ボラセン三崎 12日老人福祉保健センター 16日暖館・海外区 17日GHみづき 19日市民交流センター 26日あんじゅ三崎口 みうらふれあいサロン情報 2024年3月 11・25日初声市民センター 12・26日羊の家 13・27日城ヶ島区民センター 14・21・28日勤労市民センター 15日岬陽小 2024年4月 10・17・24日城ヶ島区民センター 11・18・25日勤労市民センター 19・26日岬陽小 掲載予定は、予告なく変更になる場合があります。 お問い合わせは… ☎888-7347までお願いいたします。