健康寿命を延ばしたい。
「福祉、ふくし」と言い続けるといつの間にか「至福」になる。みうらの地域福祉を優しく支える「至福人」をシリーズで紹介するコーナーです。
今回ご紹介するのは、三浦市老人クラブ連合会の会長・熊谷末男さんです。熊谷会長は、三浦市社会福祉協議会の副会長でもあります。そんな熊谷さんが今、力を入れているのが会員の“健康寿命”を延ばす取り組みです。手を握ったり開いたりする「フリフリグッパー体操」の普及に余念がありません。超高齢化社会の中で、介護などの社会保障費を抑制するには「一人ひとりの高齢者が自覚をもって健康寿命を延ばす必要がある」と力を込めます。
特集小規模多機能型居宅介護事業所「はつらつ」の挑戦
「社協みうら」第162号のラインラップ
みうらの至福人―熊谷末男さん
- 特集・小規模多機能型居宅介護事業所「はつらつ」の挑戦
- 三浦市ボランティア情報
- 介護最前線―三浦市地域福祉センター高齢者デイサービス
- 福祉施設訪問記―社会福祉法人県央福祉会 三浦創生舎
- 元気!社協の職員
- 狩倉弁護士のワンポイント法律相談
- 三浦市総合相談支援センター「安心館」を開設
- 理学療法士・成田慎一の「介護ワンポイント・アドバイス」
- 福祉カレンダー
小規模多機能型居宅介護事業所「はつらつ」の挑戦
四季折々の風情が感じられる行事も積極的に開催しています。こうした行事も利用者の楽しみの一つです。
三浦市社会福祉協議会が運営する小規模多機能型居宅介護事業所「はつらつ」では、日常生活圏内の高齢者の包括的な在宅介護を担うべく、デイサービス、ショートステイ、ホームヘルプサービスを柔軟に組み合わせ、これを提供することによって、当事者とそのご家族の負担の軽減に努めてまいりました。この事業の大きな特徴は、地域の独自性と解釈が加えられることによって、先の三つのサービスを核として、他にも創意に富んだサービスを付帯させて提供できることにあります。
そこで「はつらつ」では、核となるサービスに理学療法士による「リハビリテーション」を加えることにしました。これは「はつらつ」にとって大いなる挑戦でもあります。
「はつらつ」を利用する皆さんが、少しでも長く住み慣れた我が家での生活を継続していただけるよう、今ある機能の維持・回復に専門的見地からアプローチしていこうというわけです。他にも、歯科医師の協力を得ながら「口腔ケア」にも力を入れています。自分の歯で噛んで口から栄養を摂ることの重要性は、今や万人の知るところです。「はつらつ」では、少人数のデイサービスという利点を最大限に活かして、こうした一つひとつのケアを大切に、丁寧に実践していきたいと考えています。どうぞお気軽にご利用ください。まずはお電話を!
理学療法士によるリハビリの様子。
ボランティア活動が活発です! 三浦市ボランティア連絡協議会の活動が活発です。 みうら市民まつりでは、就労継続支援B型事業所「どんまい」とのコラボで「特製からあげ」を販売、自主財源の確保に努めたほか、大井会長と世古副会長、会員の脇坂さんがメイン会場での司会も努めました。また、十一月には、親睦視察研修にも行って来ました。(杉崎) ↑脊髄の障害により、普段はベッド上で生活している高橋知成さんから「一緒にバスケットボールの試合観戦に行きませんか?」と呼び掛けがあり、ボランティアが応じてくださいました。電車を乗り継ぎ、無事楽しくお出かけできたとのことです。ご協力に感謝です。(杉崎) 寄託 社会福祉事業のために(敬称略) ▽中澤一江▽松本真里子▽飯島定夫▽株式会社リビエラリゾートシーボニアマリーナ▽深瀬加根▽天理教横須賀支部三浦地区代表鈴木寧夫▽柏倉茂▽匿名 ボランティア情報 ☎888-7347 ⇒三浦市ボランティアセンターはこちらです。
介護最前線―三浦市地域福祉センター高齢者デイサービス
明るく社交的な性格の山下さん。周囲からは笑い声が絶えません。
おしゃべりが大好きな山下さん。一番の楽しみは昭和四十二年から営んでいる化粧品店「鈴屋」で店番をすること。そんな明るく社交的な性格の山下さんですが、昨年六月に腰椎圧迫骨折のため入院。リハビリを経て地域福祉センターのデイサービスを利用しています。利用当初は同じ姿勢でいることが辛い様子でしたが、今では長時間座っていても平気です。素敵な笑顔も取り戻しました。会話も弾むのか、山下さんの回りには笑い声が絶えません。そして、「センターでお風呂に入れてもらうようになってから足腰の痛みがなくなったよ!最高だね!」とおっしゃってくださいます。
地域福祉センターでは、入浴サービスに力をいれています。十分に時間を設けた、機械的でない入浴は、関節を柔らかくするなどリハビリ効果もあるのです。(高坂)
福祉施設訪問記 第11回 野村巧さん 〒238-0101三浦市南下浦町 上宮田360 ☎046-874-5851 社会福祉法人県央福祉会 施設長の野村巧さんにお話を伺いました。 「三浦創生舎は平成二十三年四月一日より定員三十名の生活介護施設としてスタートしました。 丸四年を迎えようとしている現在は、毎日三十名程の方達が通われ創作活動、受注作業、餃子の製造販売等を行っております。これからも県央福祉会の掲げる二つの理念と十一の基本方針を元に、障がいのある方達がイキイキと社会で暮らせるよう尽力して参りたいと思いますので、ご支援ご協力の程宜しくお願い致します。」
元気!社協の職員 File No.11 荒井 芳美(指導員) 今年四月より、「どんまい」で勤務しています。「どんまい」は、一般就労が難しい方、仕事をすることで社会的自立を目指したい方に働く場を提供し、知識や能力の向上のために必要な訓練を行う事業所です。 三男一女の母なので、「どんまい」のメニューを家でも再現し、夕飯やお弁当のレパートリーが増えましたが、「どんまい」のお弁当の方が美味しく感じられます。利用者さんと一緒に沢山の愛情を注ぎながら、お弁当を作っているからでしょうか…。職員の方や利用者さんに『どんまい!』と、エールをもらいながら美味しいお弁当を作っていきたいと思います。沢山の方々からの注文をお待ちしています。(本人談)
ホームヘルパーフォローアップ研修
日時:平成27年2月2日(月)・4日(水)13:30-16:30
※両日内容は同じです。いずれかにご参加ください。
対象者:三浦市において介護に携わる職員・ご家族を介護されている方
内容:介護に関わる医療ケア
たん吸引・安全な食事介助などについて、実技を交えた学習 でコツを掴みましょう。
申込:1月23日(金)までに888-7347(成田)まで・参加費無料
狩倉弁護士のワンポイント法律相談 Q: 三年前に亡くなった父が、遺言書を残していますが、まだ遺産分割をしていません。遺言書の効力に時効はありますか? A: 遺言は、原則として遺言者が死亡した時に効力が発生し、効力発生後に遺言の効力が時効によって消滅することはありません。そのため、お父さんが亡くなられから三年経った現在においても、遺言書の効力に影響はなく、その遺言書に基づいて遺産の継承、分割を行うことになります。 なお、お父さんの遺言書が自筆証書遺言であった場合、遺言書を発見した相続人は、遅滞なく家庭裁判所に遺言書を提出して、検認という遺言書の存在、状況を確認する手続を行わなければなりませんので注意してください。 (担当弁護士・鈴木 亮) 11月21日、狩倉弁護士にもご参加いただいて、成年後見受任関係団体情報交換会を開催しました。三浦市社会福祉協議会が主導して事例検討を重ねています。将来的には、三浦市にこの役割を担っていただきたいと考えています。
三浦市総合相談支援センター「安心館」を開設 information
11月1日、三浦市社会福祉協議会では、三浦市総合福祉センター内に4つの相談事業所を統合した三浦市総合相談支援センター「安心館」を開設しました。
「安心館」では、ニーズの発見から見守り、予防的支援から継続的支援まで、文字どおり総合的な支援をその人のライフステージに沿って、ご提供いたします。また、「安心館」では、ご本人だけでなく、ご本人を取り巻く環境の改善をも視野に、ワンストップで包括的な支援をおこなうことをモットーとしています。
スタッフも、看護師、社会福祉士、精神保健福祉士、ケアマネジャー、ボランティアコーデイネーターといった福祉・介護・医療の専門家ばかり。外部にアドバイザリー・スタッフを配置するなどして、高度処遇を要する相談にも万難を排して臨んでいます。他にも三浦市社会福祉協議会の顧問弁護士による法律相談や一級建築士による住宅改修相談にも応じます。
「安心館」では、三浦市民の皆様の利便性を考慮し、三浦海岸駅前に「福祉なんでも相談・はにかみ屋」という出張所も設けています。同様に市立病院の向いにある「三浦市地域福祉センター」でも“なんでも相談”に応じています。「安心館」での相談は、全て無料です。☎888-7347お気軽にお電話を!
2015年1月 05日 みうらふれあいサロン (高齢者ふれあいセンター) 08日 みうらふれあいサロン (勤労市民センター) 14日 みうらふれあいサロン (三浦漁村センター) 14日 一級建築士住宅改造相談 14日 どんまい市役所弁当販売 16日 三浦市社協新年祝賀会・表彰式 17日 個別療育相談 18日 個別療育相談 19日 みうらふれあいサロン (高齢者ふれあいセンター) 22日 みうらふれあいサロン (勤労市民センター) 23日 無料法律相談 (総合福祉センター) 26日 遊びの広場きらきらキッズ 28日 リハビリ体操教室 28日 みうらふれあいサロン (三浦漁村センター) 2015年2月 02日 みうらふれあいサロン (高齢者ふれあいセンター) 2日 ヘルパーフォローアップ研修 4日 ヘルパーフォローアップ研修 12日 みうらふれあいサロン (勤労市民センター) 16日 みうらふれあいサロン (高齢者ふれあいセンター) 18日 一級建築士住宅改造相談 18日 どんまい市役所弁当販売 21日 個別療育相談 22日 個別療育相談 23日 家族介護者研修 25日 みうらふれあいサロン (三浦漁村センター) 25日 リハビリ体操教室 26日 みうらふれあいサロン (勤労市民センター) 26日 遊びの広場きらきらキッズ 27日 無料法律相談(はにかみ屋 掲載予定は、予告なく変更になる場合があります。 各予定のお問い合わせは…☎888-7347
教えて!成田さんー理学療法士・成田慎一の「介護ワンポイント・アドバイス」 今回のテーマ「ベッド」 まず、足腰の怪我や脳梗塞などによる片側の麻痺などにより、寝たり起きたりが大変になると、「布団の和式」から「ベッドの洋式」の生活への変更が考えられます。実際、認定される介護度に応じて可否がありますが、基本はレンタルとなります。ここでの考え方として、医師から安静の指示等がなければ、出来るだけ本人の持っている能力が発揮できる環境を作ることが大切です。その際、大切になるのはベッドの調節機能(背上げ・高さ調節・膝上げ機能)と付属品(ベッドサイドのレールや立ち座りに便利な介助バー、マットレス)の選択です。具体的には、寝返りや起きあがりはし易いか、それが出来れば安定した座位の保持が可能か、更にはつかまっての立ちあがりからの立位保持が可能か、といった段階ごとに考えていくことが必要です。 身体に応じた寝室環境のご相談について、お待ちしております。 毎月第4水曜日、ふれあいセンターでリハビリ体操教室を開催しております。新たな講座もスタートしますので、ご参加お待ちしております。 また、昨年の11月末をもちまして、介護職員初任者研修が修了し、19名が新たに資格を取得しました。今後の地域での活躍を期待しております!
就労継続支援B型事業所どんまい Advertisement 「就労継続支援事業B型事業」は、一般就労が難しい方、離職された方、仕事をすることで社会的自立を目指したい方に働く場を提供するとともに、知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う事業です。 「どんまい」では、生産活動を「宅配弁当事業」に定め、働く喜び、喜ばれる感動を体感できる事業展開をモットーとしていきます。短時間からの利用も可能であり、利用される方個別に活動内容を検討し支援を行います。(山中) アドバイザリー・スタッフ 発達障害や知的障害に関するアドバイザリー・スタッフをKCNの理事長冨岡貴生(社会福祉法人唐池学園貴志園園長)先生にお願いしています。 どんまいのスタッフ パーティーのオードブルやサンドイッチなどの軽食、会議・研修・会合などの昼食プランもお受け致します。その他、特別なご要望がある場合は、電話にてお問合せください。 電話:046-888-7655(直通)