「社協みうら」第219号


みうらの至福人


地域社会の一員として。

「福祉、ふくし」と言い続けるといつの間にか「至福」になる。みうらの地域福祉を優しく支える「至福人」をシリーズで紹介するコーナーです。ボランティアの阿部佳子さんです。「地域のサロンでヨガを指導したり、磯焼けしてしまった海を再生する活動のお手伝いもしています。ヨガ指導では、合間に参加者同士で交流している様子を見ると嬉しくなります。家から一歩出て人とつながり、交流を広げることは、自分のためだけはなく、誰かのためにもなると思っています。」

「社協みうら」第219号のラインラップ

みうらの至福人 ― 阿部佳子さん

  • みうらの至福人―阿部佳子さん
  • 特集・令和5年度事業報告について
  • 三浦市ボランティア情報
  • 介護支援最前線―はつらつ
  • サロン訪問記
  • 狩倉弁護士のワンポイント法律相談
  • 三浦市社協ってどんなところ?―どんまい
  • 福祉用具アイディアコンクールのお知らせ
  • 第5次三浦市地域福祉活動計画について
  • 教えて!山田さん―理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」
  • 福祉カレンダー

【特集】令和五年度事業報告について
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令和五年度の重点目標に関する考察の概要です。

一 三浦海岸駅前二つの施設をオープン
ボランティアセンターとフレイルサポートセンターは、目と鼻の先に立地しています。この地理的環境を生かして、フレイルサポートセンターにボランティアの養成や活動の「場」としての機能を付帯させることで、介護保険事業とボランティア活動の融合を目指しました。

二 成年後見制度を取り巻く課題~中核機関事業の充実に向けて
被後見人の意思決定支援と身上保護を重視した運用を一つの命題に掲げ、関係職員による月一回の勉強会を開催しました。また、ネットワークの構築が事業の肝であると考え「中核機関コアメンバー会議」を組織化しました。弁護士、市職員、社会福祉士といった専門職を中心に、必要に応じて認知症初期集中支援チームや民生委員、自治会の代表者などが有機的に加わる仕組みです。ただし、三浦市には本事業の指針となる「成年後見制度利用促進基本計画」が未だに策定されていないことから、中核機関に求められる役割を全て果たせる状況にはありません。

三 看護小規模多機能型居宅介護事業
念願の「看多機」を開設できたことは、当法人にとって最大のトピックです。看多機とは「通所介護」「泊まり」「訪問介護」「訪問看護」のサービスを一体的に提供するものです。最期の瞬間までご利用者に寄り添うことが可能になります。我々は、ついに「看取りケア」を経験するに至りました。その数は一ケースに過ぎませんが、大きな一歩だと考えます。一方、人材の確保、とりわけ看護師の確保には今なお苦戦を強いられています。そのため、看多機登録者以外の訪問看護は未実施に終わっています。

四 地域福祉活動計画の策定
本計画は、社会福祉協議会が中心となり、住民や、地域において社会福祉に関する活動をおこなう者、福祉サービスを経営する者が相互協力して策定する、地域福祉の推進を目的とした民間の活動・行動計画です。作成作業は、改めて地域社会を見つめ直す機会となりました。

五 アフターコロナにおける福祉イベントの開催
「地域をつなぐはつらつフェスタ」をはじめとするイベントを再開することができました。ただし、年々規模が拡大しているため、これを毎年開催するのは難しい現状があります。

最後に、会員各位、関係機関・団体の協力に衷心より感謝申し上げます。
 決算は次号に掲載予定です。事業報告の詳細は、本会ホームページをご覧ください。

ボランティアセンターに情報をお寄せください
三浦海岸駅近くにあるボランティアセンターでは、ボランティアのマッチングをおこなっています。「ボランティアに来てほしい」「ボランティアをしてみたい」などのご相談は、左記☎までお願いいたします。
現在、ボランティアセンターのお店番をしてくださる方を募集中です。

ご寄付ありがとうございます
「RIVIERAフィッシングマスター二〇二四キス」の釣果をご寄付いただきました。鱚は就労支援センターどんまいで調理し、本会のデイサービス等で提供させていただきました。
株式会社リビエラリゾート様、ありがとうございました。

ボラ協 防災の研修会を実施しました
三浦市ボランティア連絡協議会において「令和六年能登半島地震災害支援活動報告会・日頃の防災について考える交流会」を開きました。三浦市役所防災危機対策室本田祐二課長より、災害支援で物資の仕分けをしたことや避難所の様子等をご報告いただきました。交流会では、参加者間で日頃の備えについて意見交換しました。

令和六年能登半島地震災害義援金について
本会各拠点の募金箱に集まった浄財、総額八万六千七百六十二円を、中央共同募金会を通じて被災地へお送りしました。ご協力ありがとうございました


介護支援最前線『小規模多機能型居宅介護事業所はつらつ』
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自立支援最前線
草間さんは、はつらつを利用されて今年で十年目になります。はつらつの皆は「歌が上手い人」という印象を持っています。
草間さんは山形県出身で、結婚を機に三浦へ来られたそうです。会社員のご主人と結婚し、専業主婦として子育てをされてきました。自宅の周りは農家が多く、地域の集まりなどで歌を覚えたそうです。ご利用当初から現在まで歌声は変わらず、知らない歌はないくらいレパートリーが豊富です。いつも周りから「もう一曲」とリクエストされています。
普段の会話ではノリがよく、冗談も言い合いながら笑顔で過ごされています。そして、お風呂から上がると「スッキリした」と感想を伝えてくださる素直な性格で、職員をほっこりとした気持ちにさせてくれます。これからも、元気で楽しく長生きをしていただきたいと願っています。(出口)

三浦市社会福祉協議会が運営する「小規模多機能型居宅介護事業所はつらつ」へのお問い合わせは…☎888-9555

サロン訪問記
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サロン訪問記
畳の香りと優しい海風が心地よい海外区のサロン。海辺にある海外会館で、海外区が「地域で安全に、健康に、文化的な暮らしができるように協力し合う」をスローガンに体操や勉強会等の活動をしています。
写真は「健康体操講座」の様子です。体操や、健康をテーマとした話し合いをおこなっています。その他にも、海外区では毎週、市高齢介護課主催の「元気アップ教室」も実施しています。
参加者からは「ご近所や区内の人たちとお話ができて嬉しいです。」「一人で家にいるよりも、サロンに参加して、皆でワイワイするのがとても楽しいです。もっと参加したいと思います。」などの感想が聞かれました。
大森英理亜代表にお話を伺いました。「市民の方が交流できる場所をつくりたいと考えています。今後は体操や講座だけでなく、お茶会や映画や芸術の鑑賞会をやりたいです。また、三浦市の歴史や文化を伝承する機会も必要だと思っています。」(冨宅)

狩倉弁護士のワンポイント法律相談
法律相談は7月26日・8月23日。予約制☎888-7347
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狩倉弁護士のワンポイント法律相談

Q:借金の返済ができず支払いを命ずる判決が言い渡されました。債権者からは、差押えをすると言われています。障害があり無職で、障害年金のみで生活しており、財産といえるものは年金が入金される預金くらいです。

A:判決が確定すると、債権者は債務者の財産を差し押さえることができます。また、判決に仮執行宣言が付されている場合には、確定前でも差押えが可能です。
しかし、差し押さえることができる財産がなければ差押えはできません。障害年金自体は差押えを禁止されていますので、年金を受け取る権利自体が差し押さえられることはありません。ただし、年金が入金される預金は差押えが可能なので、債権者からの借入金の入金や返済額の引落がされていた預金口座に障害年金が入金されていると、年金が預金された状態で差押えを受ける可能性があります。生活ができなくなってしまわないよう、入金口座の変更を検討する必要があります。
この点、債権者は判決に基づき金融機関に対して預金の有無を調査することができるようになりましたので、債権者の調査により他の預金口座も知られてしまう可能性があります。年金の中から少額でも支払が可能であれば、月々支払が可能な金額による長期の分割払いによる和解を試み、そのような和解に債権者が同意しない場合には、破産を申し立てて免責を受け、返済を免れるといったように、負債を整理することを検討すべきです。
法テラスを利用することにより、弁護士費用を分割で支払うことで弁護士に依頼することが可能なので、法テラスを利用した弁護士への依頼を検討してはどうでしょうか。
(担当弁護士:狩倉博之)

三浦市社協ってどんなところ?
事業紹介「就労支援センターどんまい」
videobg1  どんまいは、障害のある方を対象に、働くことをお手伝いする事業所です。 お弁当の調理等の生産活動により、働く知識や能力を向上することを目的に支援しています。毎日平均百食のお弁当を作っています。法人内の各事業所や市内高齢者のお宅、外部クリニックへの配達もおこなっています。 お弁当作り以外の作業として、不定期ではありますが、三浦市内でのポスティング、蜂蜜の充填・ラベル貼り等外部企業から受託した作業があり、忙しくも日々やりがいを感じられます。令和五年度は、余暇活動として、交通機関を利用したお買い物ツアーを皆で計画して実施しました。お買い物終了後喫茶店へ行き、皆で楽しく会話をしたりおやつを食べたりと、楽しいひと時を過ごしました。これからも色々なことに挑戦していきたいと思います。 見学・体験大歓迎です。興味のある方はどんまいまでご連絡ください。お問い合せは、☎八八八-七六五五まで。お待ちしております!(宮崎)

▼三浦市社協の紹介動画をYouTubeにて公開中です!
https://www.youtube.com/watch?v=ImWKv6wONwY

第5次三浦市地域福祉活動計画について Information
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「福祉用具」について考えることで、福祉に興味・関心を持つ三浦市民を増やし、地域福祉推進につなげることを目的として実施します。高齢者や障害者、介護者が使っている道具がますます使いやすくなり、生活が快適になるアイディアを募集します。
【応募資格】▼市内在住、または通学する小学校・中学校・高等学校の生徒個人・グループ▼市内在住、在勤の個人・グループ
【募集内容】①アイディア部門:レポート形式で提出②作品部門:手作りの福祉用具を現物で提出
【応募期間】8月19日(月)~9月20日(金)17時まで
お問い合わせは、地域福祉課(☎874-9882)までお願いいたします。

第5次三浦市地域福祉活動計画について Information
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本計画は、三浦市を住みよいまちにしていくことを目指して、地域の価値観や目標を定め、福祉の諸課題を解決するための計画書です。 今回は、市民向け行動計画より「寄付をしてみよう」の頁をご紹介します。ボランティアをしたくても、なかなか都合がつかない人におすすめしたいのが「寄付」です。自分が持つお金や物品を、助けが必要なところに渡すことで、間接的に困っている人の役に立ちます。 ボランティアをしたことがない人に向けた、取り組みやすい活動を掲載しています。ぜひ計画書をご覧ください。

教えて!山田さん―理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」
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テーマ「変形性膝関節症②」
前回、痛みにより膝を動かさない状況が続くことが悪循環であると話しましたが、今回はそれを予防する運動を一つご紹介します。
膝の裏側の筋肉を伸ばす運動です。普段の生活において、膝をしっかりと伸ばす機会はほとんどありません。この膝関節の伸長が少なくなることが、より膝関節の負担を大きくします。ポイントは、つま先を挙げて、膝の伸びをしっかり確認することです。二十~三十秒を目安に、呼吸を止めず、勢いをつけずに、ゆっくりと伸ばしましょう。 
手を入れ替えながら数回繰り返し、膝の動きが軽くなることが目安になります。
膝の状況や痛みの原因は人によって異なりますので、まずは医師や理学療法士にご相談ください。
本記事に関するお問い合わせは☎八七六-八六五五(フレイルサポートセンター)までお願いいたします。


福祉カレンダー
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2024年7月
2・16日ボラセン講座(囲碁)
11日どんまい市立病院販売
17日ボラセン講座(手芸)
   どんまい市役所販売
18日ボラセンランチ会
24日オレンジカフェ
26日無料法律相談

2024年8月
1・29日どんまい市立病院販売
2日皆で海に親しむ会
6・20日ボラセン講座(囲碁)
15日ボラセンランチ会
21日どんまい市役所販売
23日無料法律相談

未病サロン情報
その他の地区でも不定期開催しています。
詳しくは下記☎までお問い合わせください。

2024年7月
2日シーアイ
2・16日飯森中区
3日宮川会館
4日日の出会館
4・18日ボラセン(えきちか)
9日小網代会館
9・22日氏子会館
10日海外楽友会
   ボラセン三崎
12日老人福祉保健センター
16日暖館・海外区
17日GHみづき
19日市民交流センター
26日あんじゅ三崎口

2024年8月
1・15日ボラセン(えきちか)
6日シーアイ
6・20日飯森中区
9日老人福祉保健センター
   市民交流センター
14日海外楽友会
   ボラセン三崎
20日海外区
21日GHみづき
23日あんじゅ三崎口

みうらふれあいサロン情報

2024年7月
5・19日岬陽小
11・18・25日勤労市民センター
10・17・24日城ヶ島区民センター

2024年8月
8・22日勤労市民センター
21・28日城ヶ島区民センター

掲載予定は、予告なく変更になる場合があります。
お問い合わせは…
☎888-7347までお願いいたします。

Web Magazine
『社協みうら』
地域福祉の総合情報誌

〒238-0102 
三浦市南下浦町菊名1258-3
事務局
TEL 046-888-7347
FAX 046-889-1561
発行責任者:杉山実
編集人:高根沢奈津子

社協会員募集!

三浦市社会福祉協議会では、その社団的性格から、会員制を敷いています。   
当協議会の会員制度は、社協活動を通じて地域福祉を推進する助け合いの仕組みです。皆様からお寄せいただいた会費は、福祉のまちづくりのための貴重な財源として活用されます。

一般会費 : 一口1,000円
賛助会費 : 一口3,000円

☎ 046-888-7347

ご意見、要望、コメント
    朗読「ひばりの会」

    「ひばり89号」A面です。

    「ひばり89号」B面です。

    三浦市を中心にし、朗読の勉強会、保育園や高齢者施設などへの朗読や­紙芝居のボランティアに行っているボランティアサークル「ひばりの会」さん朗読をお楽しみ下さい。