届きますように!
「福祉、ふくし」と言い続けるといつの間にか「至福」になる。みうらの地域福祉を優しく支える「至福人」をシリーズで紹介するコーナーです。今回ご紹介するのは、三浦市民生活向上会議委員長の鈴木ゆめさんです。昨年度、同会議で作成した「三浦市地域福祉活動計画」についてお話しいただきました。「困ったとき、迷ったときに手に取りたくなるようなものであること、少なくともどこに相談すればよいのか交通整理ができることを考えてきました。住民の皆様に、『本書があってよかった!』と思っていただけると何よりです。」次ページ「特集」で同計画について取り上げています。ぜひご一読ください!
「社協みうら」第194号のラインラップ
みうらの至福人―鈴木ゆめさん
- 特集・第4次三浦市地域福祉活動計画のご紹介
- 三浦市ボランティア情報
- 介護支援最前線―地域包括支援センターおまかせ
- サロン訪問記-未病サロン小網代
- 元気!社協の職員
- 狩倉弁護士のワンポイント法律相談
- 令和2年度事業計画並びに収入支出予算書について
- ご自宅で体操しましょう
- 教えて!山田さん―理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」
- お知らせ
第四次三浦市地域福祉活動計画のご紹介 「あなたは蛍光灯を換える作業をしています。『LEDにしたから、これでしばらくは大丈夫。次に交換するのは…十年位先か!この台に乗って自分で換えるなんて、できないかも…?』あなたは、小さな台に乗ったまま、少しの間考え込んでしまいました。」
これは、「第四次三浦市地域福祉活動計画(まんが版)・支えあうまちづくりアドベンチャー」のエピソードの一つです。この漫画は、一人暮らしをする六十七歳の男性が主人公で、日々の小さな「選択」が、主人公や周りの住民の生活を変えていく―という物語になっています。
ちなみに、このエピソードは、「今後困ることを想定して、備えられることもあるはず。そのときに①備えるか、②何もしない、このどちらを選択しますか?」と続きます。
①備えるを選択し読み進めると、「健康維持による介護予防」「老後一人になることを想定して」など、様々な備えの取り組み例を掲載しています。②何もしないを選択すると、今後起こり得る困りごとがわかります。
本書は、住みやすい三浦市を形作っていくための、市民向けの計画書です。エピソードや選択内容を参考に、読み手が身近な課題として考え、行動に移していくことに意義があります。まずは一度ご覧いただき、できるところから一緒に進めてくださいますようお願いいたします。
当法人のホームページ「各種報告書・計画書」本書を載せております。通常版には、福祉関係者や当法人の行動計画等を掲載しています。ぜひご覧ください。
ご寄付ありがとうございます
二月二十日、「カーブス三浦海岸駅前」様よりフードドライブ(家庭にある保存食料を募り、食料を必要としている女性や子ども達、高齢者に寄付をする活動)として、会員の皆様から集まった百㎏を超える食料・飲料をご寄付いただきました。生活困窮者自立支援法事業等で活用させていただきます。
市民活動促進ポイント 大抽選会開催!
毎年三浦市と本会が合同開催する「市民活動デイ」が延期となりましたが、同イベントの目玉である「大抽選会」のみ、三月三十日に市長応接室において実施しました。この抽選は、日頃ボランティア活動や健康増進に励む市民の皆様を対象としたものです。当選者の発表は、景品の発送をもって代えさせていただきます。お楽しみにお待ちください。同イベントに関するお問い合わせは☎八八二-一一一一(市民協働課)まで。
三浦市ボランティア情報
介護支援最前線―地域包括支援センターおまかせ 踊りや体操、卓球など積極的に活動され、たくさんの友人と一緒に過ごしてきたという星野さん。生活機能の改善を図る「通所型短期集中予防サービス(それいけ!)」に昨年六月から三ヶ月通い、無事修了しました。 実は、利用する前は、ご家族共々「元気だから、デイサービスは必要ないのでは?」と考えていたそうです。同サービスを修了した感想を伺うと、「デイサービスってどんなところかしら?と思っていたけど、行ってみるととても楽しく、仲間もできてよかった。」と振り返ります。今でも、暖館でできた仲間と、電話でお喋りしているそうです。通所型短期集中予防サービス修了後は、どんどん!デイサービスセンターを利用し、リハビリに励み、お喋りを楽しんでいます。「週一回、デイサービスに行くのが楽しみです。」と笑顔でピース!いつも明るく元気いっぱいです。(前川)
サロン訪問記小網代サロンで体操を指導する阿久根さんにお話を伺いました。「全身を使ったストレッチ、筋力トレーニング、口腔体操などをおこないます。『物を拾う』『振り返る』など、生活に必要な動作を維持するために体を動かす、ということを心がけています。サロンを通じて地域に出て、心も体も健康に過ごしてほしいです。」参加者は「日常生活の中で自然と体操をする癖がつき、肩こりや転ぶことが減りました。」と教えてくれました。体操後のおしゃべりもにぎやかで、明るい笑い声が絶えないサロンです。 第二火曜日は小網代会館、第三火曜日は暖館において十時三十分~開催しています。お近くに住んでいる方はどなたでも参加できます(五月は休止予定)。(佐藤)
元気!社協の職員 File No.43田村かえで(小規模多機能型居宅介護事業所はつらつ 介助員) 安心館四階「小規模多機能型居宅介護事業所はつらつ」で介助員をしています。私は生き物、特に鳥類が大好きで、自宅ではオウムやインコに囲まれてにぎやかに過ごしています。はつらつも、小網代の森が近いせいか、様々な野鳥の姿が見られ、さえずりを聞くことができるので、日々の楽しみになっています。 さて、はつらつでは、通所を中心に、訪問、泊まりと、ご利用者様やご家族様の状況と希望に合わせて、サービスを提供しています。通所では入浴や体操、レクリエーションなどをおこなっています。私は、家族が本会のサービスを利用していたときに声が掛かり、入職に至りました。介護の経験はありませんでしたが、先輩方に優しく、時に厳しく指導していただき、六年が経ちました。今年、無事、介護福祉士の資格取得も叶いました。介助員は、ご利用者様と一緒に過ごす中で気づきや発見があり、とてもやりがいのある仕事だと思っています。これからも初心を忘れず、頑張っていきたいです。(本人談)
狩倉弁護士のワンポイント法律相談
法律相談は5月22日・6月26日。予約制☎888-7347Q: 家族同様にかわいがってきたペットの犬が自動車にひかれて、治療の甲斐がなく死亡してしまいました。自動車の運転手に対してどのような損害賠償請求をすることができますか。 A:法律上、ペットは物と評価されるため、交通事故によりペットが死亡した場合、損害として評価されるのは、ペットの時価額に限られるとの考え方もあります。しかし、家族の一員であるかのように考えられているペットについては、飼い主としても可能な限り生命を維持したいとの思いがあることが一般的であり、ペットの時価額に限らず、相当な治療費が損害と認められるとした裁判例があります。 同様に、物が損傷された場合には認められないことが一般的な所有者の精神的損害(慰謝料)についても、ペットの場合には認められる場合があります。 その場合の慰謝料の金額としては、ペット一匹あたり十万円から五十万円程度を認める裁判例が多いようです。 以上から、ご質問のケースでも、相当な範囲で、死亡までの間の治療費と慰謝料の支払いが認められる可能性があります。 (担当弁護士 井上志穂)【お知らせ】皆様にご協力いただいた共同募金の配分金等を財源に実施しておりました「紙オムツ助成事業」についてご報告いたします。令和元年度の実績は184名です。調査・申請手続きにご協力いただいた民生委員の皆様に御礼申し上げます。なお、予算の都合上、本事業は令和元年度をもって実施終了とさせていただきますのでご了承ください。
令和2年度事業計画並びに収入支出予算書について
令和2年度社会福祉法人三浦市社会福祉協議会事業計画並びに収入支出予算が決しました。
【事業計画(重点事業)】
1 地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みの推進
(1)住民主体の支えあい活動の促進(2)地域福祉の充実に向けた行政との連携(3)小地域における地域診断の実施(4)専門職(理学療法士・看護師・管理栄養士・歯科医師等)によるフレイル予防の実践(5)未病センターと出張未病サロンの充実(6)CHO構想の推進と理念の普及(7)幼児期から高齢期まで一貫したサービスの提供(共生型サービスの実施)(8)権利擁護事業の充実(9)自立支援事業の充実(10)災害への備えの強化(11)福祉情報の収集・発信
2 福祉教育と地域共生社会の実現
【一般会計歳入歳出予算】歳入歳出予算の総額は、歳入435,749千円、歳出427,267千円と定める。
【公益事業特別会計歳入歳出予算】歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ5,032千円と定める。
【収益事業特別会計歳入歳出予算】歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ6,600千円と定める。
ご自宅で体操しましょう 外出の自粛を余儀なくされている状況が続いていますが、体を動かしていますか? ちょっとしたスペースでできる体操を、イラスト(作・地域包括支援センターおまかせ)でご紹介します。 「もっと時間をかけて全身の運動したい!」という方は、本会ホームページのブログ(https://www.shakyo-miura.com/cgi-bin/blog/diary.cgi)に動画を掲載しています。理学療法士成田慎一監修・いすに座ったままできる約45分間の体操です。ぜひご覧ください。
教えて!山田さん―理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」
テーマ「杖の豆知識」
歩行 歩行補助具の中で最もよく使用されるのが杖です。「転ばぬ先の杖」といわれるように、転倒予防や足への負担を軽減するために用いられることが多いです。
今回は、杖の正しい持ち方についてお話しします。杖は、持つ手と反対側の足に掛かる負担を軽減します。よく「右足を怪我してる(右足が弱い状態である)」にもかかわらず「利き手が右だから…」と、右手で杖を持っている方が見受けられます。しかしそれは、余計に右足に負担を掛けることにつながります。とはいえ、個々の身体状況によって杖の持ち方は異なりますので、理学療法士や整形外科の医師等に尋ねましょう。どんどん!デイサービスセンター(☎八五四-五八二〇)でも、ご相談をお待ちしています。
お知らせ 新型コロナウイルスの感染防止の観点から、サロン・どんまいの販売等の各種イベントは中止・延期となっておりますのでご了承ください。また、同ウイルスの影響で、会館等の使用を休止しております。 期間等についてはhttps://www.shakyo-miura.com/index.htmlからご確認ください。生活福祉資金特例貸付に関する情報等も、こちらからご確認いただけます。ご協力をお願いいたします。就労支援員(調理・配達等による働く訓練)、ケアマネジャー 急募! 詳細は☎888-7347(事務局)まで