喜んでいただけるから。
「福祉、ふくし」と言い続けるといつの間にか「至福」になる。みうらの地域福祉を優しく支える「至福人」をシリーズで紹介するコーナーです。
今回ご紹介するのは、傘寿を越えてなおボランティア活動を続ける佐藤和子さんです。「喜んでいただけるから」。
佐藤さんが、友愛訪問や地域福祉センターでの食事支援活動を続ける原動力はただその一点にあります。「おかげさまでこれまでの人生に何の悔いもありません。
明日お迎えが来てもいいみたい」と語るその笑顔には、40年以上続けてきたボランティア活動が、いかにその人生を豊かにしてくれたかを物語っているようです。
特集 CHO構想の推進について
「社協みうら」第168号のラインラップ
みうらの至福人―佐藤和子さん
- 特集・CHO構想の推進について
- 三浦市ボランティア情報
- 介護最前線―地域包括支援センター「おまかせ」みうらふれあいサロン
- 福祉施設訪問記―介護支援オフィス三浦
- 元気!社協の職員
- 狩倉弁護士のワンポイント法律相談
- みうら市民まつり~ネイルサービス大盛況/ハギマスター2015
- 理学療法士・成田慎一の「介護ワンポイント・アドバイス」
- 福祉カレンダー
CHO構想の推進について ~良い支援者であるために、まずは職員の健康管理から~ 皆さんは、CHO(健康管理最高責任者)構想をご存知でしょうか?
CHO構想とは、企業や団体が職員やその家族の健康づくりを企業経営の一部として位置づけ、これをマネジメントする試みです。労働生産性の向上、健康満足度、医療コストの削減といった効果が見込まれ、企業の経営価値を高めることにも繋がります。神奈川県が提唱する「未病対策」の延長線上にある事業といえるでしょう。
三浦市社会福祉協議会でも、この取り組みに賛同し、CHOを配置することにしました。そのうえで「自身が心身ともに健康でなければ『良い支援者』たりえない」という信念のもとに、率先してこの構想を推し進めることにしたのです。 今般、CHOに任命したのは、本紙の「教えて!成田さん」でもお馴染みの成田慎一課長です。具体的な取り組みは大きく4つ。
一つ目は、すぐできる個人目標の設定です。まずは、個々の職員に今からでも取り組める健康増進にむけた個人目標を掲げてもらうようにします。これをCHOが中心となって、新たに採用を決めた保健師や管理栄養士とともに一元的に管理できる環境を整えるのです。具体的な個人目標は「休肝日を設ける」「タバコの本数を減らす」など無理のないところから始めたい考えです。
二つ目、ウィリズムの導入。ウィリズムとは職員の気持ちを蓄積し可視化することにより、組織、職員の生産性向上に繋げるモチベーション・マネジメントシステムのことです。
三つ目、超過勤務ゼロ作戦。全ての業務内容を見直し、また、必要に応じて人員を補充するなどして、時間外勤務を限りなくゼロに近づけます。
そして四つ目が、この取り組みを単に法人内の健康経営環境の改善に止めるのではなく、三浦市の隅々にまで広く普及させるための事業、要支援当事者だけでなく、その家族の健康支援の強化です。
①健康寿命を延ばすためのリハビリ体操の普及
②リハビリ体操の担い手「介護予防インストラクター」の養成
③心身ともにストレスを感じやすい「きょうだい児(病気や障害を抱えた子どもの兄弟)」支援などがそれで、家族・介護者のレスパイトサービス(一時的に介護から解放され、休息をとれるようにする支援)の充実を図るものです。この他にも喫煙所の縮小、社協の構成団体に呼びかけ、推進団体の増強に努める考えです。(事務局)
市民活動促進ポイント制度が始まりました 三浦市社協も応援しています 三浦市内で、自発的で公益性のある活動に取り組まれているみなさんや、それらの活動に協力している方、参加している方々の皆さんの励みとなるように、また、今まではなかなかボランティア活動へ参加することができなかった皆さんのきっかけとなるようにお楽しみを用意しました!「大抽選会に参加して景品をゲットできるかも!」「ポイントを貯めて特製缶バッジをもらっちゃおう! 」ぜひ、この機会に活動に「楽しみ」をプラスして三浦市をもっと盛り上げてください。(三浦市ホームページより)
始まったばかりの本制度に賛同し、一緒に盛り上がろうと、三浦市社協も専用ホームページを開設しました(市民活動促進ポイント制度HP)。本制度の発起人でもある吉田英男市長のコメントや、エントリーしたボランティアのインタビュー動画等を掲載しています。ポイントの取得には、三浦市市民協働課に
①団体情報を登録してから、
②活動に参加する必要があります。エントリーした方を対象に、三月二十六日「大抽選会」を実施致します。
日程等変更になる可能性がありますが、詳しいことが決まり次第、市報「三浦市民」等で広報される予定です。(杉崎)
介護最前線―地域包括支援センター「おまかせ」が運営するみうらふれあいサロン
「脳トレや体操など介護予防に繋がることに取り組みたい」。宮本さんがサロンに参加するようになったきっかけです。サロンのことは地域の掲示板や市報で知りました。「ここに来るようになって知り合いが増えたよ」と宮本さん。男性の参加者がいたことにも安心感を覚えたようです。
このふれあいサロン、簡単な介護予防運動などを通して、地域住民同士のつながりを深める場です。こうした交流の場を設けることで社会への関心を深め、孤立の防止や近隣での助け合い活動を促進したい考えです。サロンの開催予定日は、四面の福祉カレンダーに掲載してあります。奮ってご参加ください。また自主的にサロンを開催したいという方のご相談にも応じています。(齋藤)
福祉施設訪問記 第17回 居宅介護支援事業所「介護支援オフィス三浦」のモットーは「どんな利用者も断らない、迅速に誠意を持って対応する」だそうです。管理者の吉本ゆりえ(写真右)さんは、元管理栄養士。
定年退職後市外の事業所で主任ケアマネとして勤務され、その後一人で事業所を立ち上げました。
「都会に比べ、サービスの不足などマイナスイメージがあるかも知れませんが、そこから良い点を見つけ出し、支援体制をつくりあげるのが私たちの仕事です」とおっしゃる吉本さん、
今では四人体制でサービスを提供しています。(高井)
元気!社協の職員 File No.17
齋藤清香(生活支援コーディネーター)
こんにちは、地域包括支援センターおまかせで生活支援コーディネーターを担当している齋藤清香です。清香と書いて「さやか」と読みます。清香の「清」という漢字は私の祖父から母、私と代々受け継がれている字です。母は四人兄弟ですが皆、「清」という字が名前に入っています。清という漢字は清潔や清楚など澄みきった綺麗なイメージがあり、名前に恥じないような人でありたい…と思っていますが、実際は笑い声が大きく、何についても大ざっぱな人間です!現在地域について情報を得るべく、日ノ出・入船・仲崎・花暮区を連日歩いています。見かけたら、ぜひ話しかけて下さいね。(本人談)
狩倉弁護士のワンポイント法律相談
Q:祖父が賃借している土地上に立っている祖父名義の家に住んでいます。祖父が亡くなった後もこの家に住み続けることは可能でしょうか。また、将来建替えを考えておりますが、祖父が亡くなった後の建替えは可能でしょうか。
A:①相談者の親(祖父の子)がすでに亡くなっているなどの理由により、相談者が祖父名義の家を相続し、土地の賃借権(借地権)を相続することができれば、この土地の賃借人として居住を継続することができます。また、相談者以外の親族がこの家と借地権を相続した場合、この相続人との間で居住継続について合意ができれば、居住を継続することが可能です。以上の場合、地主の承諾は必要ありません。なお、相談者が相続人ではない場合でも、祖父がこの家と借地権を相談者に遺贈する旨の遺言を作成していれば、祖父が亡くなった場合に家と借地権を祖父から承継することができますが、相続の場合と異なり、相談者が借地権を譲り受けることについて地主の承諾が必要になります。借地権の譲り受けが地主に特設の不利益を与えないにもかかわらず、地主が承諾しない場合には、裁判所に地主の承諾に代わる許可を求めることができます。なお、裁判所が許可するにあたり、地主への一定額の支払いを条件とされることがあります。
②建替えについては、土地賃貸借契約には増改築について地主の承諾を要する旨の条項があることが多く、このような条項がある場合、建替えには地主の承諾を得る必要があります。土地の通常の利用上相当であるにもかかわらず、地主が建替えを承諾しない場合には、裁判所に地主の承諾に代わる許可を求めることができます。なお、裁判所が許可するにあたり、地主への一定額の支払いを条件とされることがあることは、借地権を譲り受ける場合と同様です。(担当弁護士:加藤修一)
みうら市民まつり~ネイルサービス大盛況 成年後見相談、ボラ協と就労移行支援センター「どんまい」による唐揚げ販売、リハビリデイサービス「ゆずリハ」による高齢者・障害者・児童を対象としたネイルアートサービスの提供など、今年も「みうら市民まつり」に社協を挙げて参加しました。そして、そのどれもが大盛況のうちに幕を閉じています。あまり知られていませんが、20名以上の社協職員が、メイン会場となった潮風アリーナで“下足番”を務めるなど、縁の下の力持ちとしてこのイベントを支えました。(石渡) ハギマスター2015 Report 平成27年11月22日、リビエラリゾート・シーボニアマリーナ(三崎町小網代)のご厚意により、ハギマスター2015での釣果を就労移行支援センター「どんまい」にご寄附いただきました。早速そのカワハギは煮付けになり、小規模多機能型居宅介護事業所はつらつの食卓を飾っていました。(事務局) 事例を通して考える虐待の実態 今年度の虐待防止ネットワーク事業は、
①自立相談支援センター「いっしょ」(生活困窮)
②ケアマネジメントセンターアンド
③相談支援事業所エール(障害)が関与した事例をとおして、その対応を検証するとともに、虐待に関する早期発見・見守りネットワーク体制の構築に寄与していきたいと考えています。
関係各位のご参加をお待ちしています。
教えて!成田さん―理学療法士・成田慎一の「介護ワンポイント・アドバイス」 今回のテーマ「介護予防②」 前回からの続きとなりますが、「介護予防インストラクター養成講座」は順調に半分まで終了し、受講している皆様も「介護予防」を自分のこととして捉えて、熱心に取り組まれています。そうした中、講座内のカリキュラムに「未病サポーター養成研修」を組み込むことができました。二月二十五日、かながわ健康財団による出前講座という格好で開催します。これによって、インストラクターの修了者イコール未病サポーターということになります。神奈川県と三浦市の公認の下、住民の皆様の健康づくりの意識を高めていきたいと思います。
また、昨年から日の出・向ヶ崎地区で新たにリハビリ体操の場を設けることができました。引き続き、身近な地域での集いの「場」づくりに努めていきます。
2016年1月 8日 社会福祉功労者表彰 12日 トリプルPステッピング開始 13日 一級建築士住宅改造相談 16日 個別療育相談 22日 無料法律相談 (総合福祉センター) 25日 虐待防止ネットワーク事業 26日 遊びの広場きらきらキッズ 27日 どんまい市役所弁当販売 2016年2月 10日 一級建築士住宅改造相談 20日 個別療育相談 24日 どんまい市役所弁当販売 25日 遊びの広場きらきらキッズ 26日 無料法律相談(はにかみ屋) みうらふれあいサロン情報 2016年1月 4・18日 地域福祉センター 14・21・28日 勤労市民センター 13・20・27日 城ケ島区民センター 25日 向ヶ崎氏子会館 09・23日 初声市民センター 10・24日 上宮田県営団地 10・24日 南下浦市民センター 2016年2月 1・08・15日 地域福祉センター 18・25日 勤労市民センター 17・24日 城ケ島区民センター 4日 日の出会館 13・27日 初声市民センター 14・28日 上宮田県営団地 14・28日 南下浦市民センター 介護予防・リハビリ体操教室情報 2016年1月 22日 あんじゅ三崎口 27日 地域福祉センター 2016年2月 23日 地域福祉センター 26日 あんじゅ三崎口 掲載予定は、予告なく変更になる場合があります。 各予定のお問い合わせは…☎888-7347