地域社会の一員として。
「福祉、ふくし」と言い続けるといつの間にか「至福」になる。みうらの地域福祉を優しく支える「至福人」をシリーズで紹介するコーナーです。今回ご紹介するのは「みうらっこ食堂」代表の石﨑龍介さんです。「三浦の旬な食材やおいしい料理を大人と一緒に作り、楽しい食体験をすることを目的に、月1回子どもの料理教室などのイベントを開催しています。子どもたちが自ら考えながら作る姿を見ると、嬉しくなります。地元のシェフや生産者・ボランティアなど、いろいろな人の協力を得て、居場所づくりも目指していきたいです。」
「社協みうら」第221号のラインラップ
みうらの至福人 ― 石﨑龍介さん
- みうらの至福人―石﨑龍介さん
- 特集・住民の力で、地域の支えあいをつくる!
- 三浦市ボランティア情報
- 自立支援最前線―児童発達支援事業所HUGくみ
- 市民活動訪問記
- 狩倉弁護士のワンポイント法律相談
- 三浦市社協ってどんなところ?―訪問看護ステーションぽかぽか
- 令和6年能登豪雨災害義援金の募集について
- 認知症介護者「三浦のつどい」について
- 教えて!山田さん―理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」
- 福祉カレンダー
【特集】住民の力で、地域の支えあいをつくる!
平成二十七年に本会が開講した「介護予防インストラクター講座」において、地域の支えあい活動を学んだ修了生を中心に、サロンを開設する方が増えています。
サロンとは、近隣住民間で集まって、お茶や体操などのプログラムを通して交流する場です。介護予防インストラクター講座では、「介護予防」に取り組むサロンの事例や実施方法について学ぶことができます。
他にも老人クラブ、住民など様々な有志の力により、現在約三十か所のサロンが市内で開かれています。
最近の傾向として、住民の高齢化に対する取り組みとして、自治会が中心となってサロンを始めるケースが増えてきています。また、住民同士でちょっとしたお手伝いをする活動も生まれつつあります。日頃の支えあいは、地域住民間のつながりを生み、災害時にも大きな力となります。
皆さんのお住まいの地域では、どのような支えあい活動があるでしょうか。
本会では、地域福祉課を中心に、未病センター、地域包括支援センターが連携し、住民による支えあい活動の立ち上げや、運営を支援しています。「地域で何か始めたい」「近所で顔の見える関係をつくっていきたい」「一人暮らしの方が多いので、つながりをつくりたい」「自分にも、地域でできることがあればやってみたい」という方は、地域福祉課までご相談ください。
* * *
今年度の「介護予防インストラクター講座」が十月から始まっています。途中からの参加も大歓迎ですので、お気軽にご連絡ください。
【日時】十一月十九日、十二月十七日、一月二十一日、二月十八日 、三月十八日(第三火曜日) 十三時三十分~十五時
【場所】市民交流センターニナイテ(ベイシア三浦店二階)
本件に関するお問い合わせは…☎八七四-九八八二まで。
年末に向けて、福祉施設等でクリスマス会、忘年会のご予定はありませんか?
「ギターで歌の伴奏をする」「フラダンスの簡単な振り付けを教える」ボランティアが、新たにボランティアセンターに登録されました。ご希望がありましたら、左記☎までご連絡ください。
ボラ協 研修に出掛けました
十月三日、三浦市ボランティア連絡協議会において親睦研修会を開催しました。今年度の研修テーマ「防災」について学ぶため、横浜駅近くにある「横浜市民防災センター」を訪ねました。災害シアターで映像を観て学び、地震・消火器・煙や減災トレーニングを体験しました。最後に、風水害についての講義を受け、災害の種類毎の対応を学びました。インストラクターによるわかりやすい解説に、参加した二十名は熱心に聞き入っていました。「今後に活かしていきたい」などの感想が聞かれました。(写真は、地震体験車に乗っている様子です。)
災害ボランティア募集情報
石川県災害対策ボランティア本部(事務局:石川県庁)では、金沢駅からのボランティアバスや、現地集合型によるボランティアの追加募集を実施しています。詳細や最新情報は、石川県災害対策ボランティア本部のホームページをご覧ください。
自立支援最前線「児童発達支援事業所HUGくみ」 現在HUGくみに通う児童の中で、最年長の和寿さんです。平成二十四年から通所を始め、高校一年生になりました。毎月のイベントや、ダンスや乗馬などの余暇支援事業にも積極的に参加しています。 スタッフを手伝ったり、空いた時間にクイズを出題して仲間を楽しませるなど、みんなのお手本になる素敵なお兄さんです。 小さい子達からも大人気です。大きなソフトブロックで作ったコースを回遊する「サーキット」をみんなで遊ぶ中で、年少の子から「かずくーん」と手助けを求められると、すぐにフォローしてくれます。 また、記憶力がとても良く、HUGくみで何年にどんなことがあったかをスタッフに教えてくれます。 「HUGくみ大好き」と言ってくれる和寿さん。これからも「大好き」と言ってもらえるよう、楽しみながら一緒に成長していきたいと思います。(上村) 三浦市社会福祉協議会が運営する「児童発達支援事業所HUGくみ」へのお問い合わせは…☎876-8105
市民活動訪問記
代表の石﨑龍介さんにお話を伺いました。「みうらっこ食堂は、令和四年九月に中心メンバーで『食育をコアコンセプトに、どんな活動していこうか?』と話し合うところからスタートしました。親子料理教室や配食など、いろいろなやり方を試す中で、子どもとボランティアが一緒に作り、食べて楽しむという形が、自分たちの目指すものに近いと気付きました。」
取材時は「防災を知ろう!非常食と避難」をテーマに、少量の飲料水で調理するチキンライスや焼きそば等を作っていました。みんなでご飯を食べた後「防災クイズ」をして料理の作り方を復習し、学びを深めていました。また、片付けを終えた後の時間は、ボランティアを集めて、救命救急のミニ講座をおこなうなど、盛りだくさんの内容でした。「プログラムや献立も、メンバーで相談して決めます。これからも、地元の旬の食材を使ったおいしい料理を、いろいろな方と作って味わいたいです。ボランティア募集中です。周知は主に上記のインスタグラムでおこなっていますので、ぜひご覧ください。」
狩倉弁護士のワンポイント法律相談
法律相談は11月22日・12月27日。予約制☎888-7347
Q:隣家が家の建て替えをするために測量したところ、私の自宅が隣地にはみ出しているとのことです。私の土地は元々隣地の前所有者が所有しており、私が土地を購入した三十年前から現在まで、私が境界だと思ってきたところには前所有者が作ったブロック塀があり、前所有者からは、そこが境界だと説明されて購入しました。その後に、隣家が前所有者から土地建物を購入したのですが、はみ出していると言われている部分を返さなければならないのでしょうか。
A:はみ出している部分の土地が前所有者との売買の対象地とは別の土地であるとすると、相談者は、当然には、はみ出している部分を取得していないことになり、返還しなければならないように思われます。しかし、相談者は、当該土地を三十年間使用してきているとのことですから、当該土地の所有権を時効により取得することができる場合があります。
A:民法第162条によれば、占有者が、二十年間、または、占有を開始する時点で当該物が自己のものであることを信じ(善意)、かつ、自己の物であると信じたことに過失がなかった場合は十年間、所有の意思を持って、平穏かつ公然と、他人の物を占有した場合、当該物の所有権を時効取得することができます(同条第1項及び第2項)。「所有の意思」の有無は、占有を開始した原因たる事実の外形的・客観的性質によって判断されます。なお、所有の意思と、善意、平穏及び公然は法律上推定されているので(同法第186条第1項)、占有開始時点で、当該物が自己のものであると信じたことに過失がなかった場合は十年、そうでない場合でも二十年占有していれば、所有権を取得することができます。
相談者は、前所有者から、ブロック塀が土地の境界である旨の説明を受けて土地を購入したとのことですから、外形的・客観的にみて、所有の意思を持って使用しているといえます。また、購入してから三十年間使用を継続していますから、時効取得を主張することで、はみ出している部分の所有権を取得でき、返還を拒める可能性があります。
(担当弁護士:小川拓哉)
三浦市社協ってどんなところ?
事業紹介「訪問看護ステーションぽかぽか」
訪問看護ステーションぽかぽかは、令和五年八月に看護小規模多機能型居宅介護事業所「ゆごころ」と同時に開設しました。
「住民の力と私たちで誰でも暮らしやすい町へ」という本会の理念のもとに、ご利用者とそのご家族が住み慣れた地域で可能な限り安心して日常生活を送ることができるよう、ご自宅に訪問し、健康状態の観察や疾病予防、悪化防止を含む看護や医療処置、介護者への支援をおこないます。当施設が入っている安心館には、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所等の施設があり、ご利用者の抱える課題に対し、多職種が意見を出し合い、より良いケアの提供につなげます。また、状態やサービス内容を見直さなければならない場合には、看護小規模多機能型居宅介護事業所への移行が可能です。
不安や苦痛に寄り添い二十四時間、最期の時まで対応します。興味のある方は、ぽかぽか(☎八七六‐九九四一)までお気軽にお問合せください。(丸茂)
三浦市社協で、一緒に働きませんか?
介護職員・看護師・ケアマネジャー 募集中です!
☎888-7347まで、お気軽にお問い合わせください
▼本会の紹介動画をYouTubeにて公開中です!
https://www.youtube.com/watch?v=ImWKv6wONwY
令和6年能登豪雨災害義援金の募集について Information 令和6年9月21日の大雨に伴う災害により被災された方々を支援することを目的とした義援金の情報です。 義援金の名称「令和6年能登豪雨災害義援金」 期 間 令和6年9月26日(木)~令和7年3月31日(月) 振込先は下表のとおりです。 詳しくは、石川県共同募金会ホームページ「現在受付中の義援金(令和6年能登半島地震、令和6年能登豪雨)」(https://akaihane-ishikawa.or.jp/info/gienkin/)をご覧ください。 ※情報は、10月4日現在のものです。受付期間や、ホームページのURL等が変更になる可能性があります。 ※上記以外の金融機関からの振込・振替は手数料がかかりますのでご注意ください。
認知症介護者「三浦のつどい」について Information
認知症を介護する家族の会です。日頃の介護の思いや悩みを話し合い、認知症を専門とする医師の講演を聞いてみませんか?ぜひご参加ください。
日 時 12月1日(日)10~12時 家族交流会 13~15時 講演会
講演会 「認知症の理解と援助」~地域で暮らし続けるために~
講師 杉山孝博氏(川崎幸クリニック院長)
場 所 三浦市民交流センターニナイテ(ベイシア2階)
申込み ☎876-7557(森)へ、11月21日(木)までにお申し込みください。
主 催 公益社団法人認知症の人と家族の会神奈川支部
教えて!山田さん―理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」
テーマ「変形性膝関節症③」
今回は膝周囲の筋肉を鍛える運動を紹介します。太もも前部の筋力維持は膝の変形を予防し、動作をおこなう際の関節の負担を和らげることにつながり、とても有用であると言われています。
運動の方法は、膝下にタオルや枕を入れて、力を抜きます。続いて、踵を床から離し、膝を完全に伸ばします。ここで、膝裏をタオルに押し付ける感覚と、太ももの筋肉を手で触り、力が入る感覚をしっかり意識することがポイントになります。五秒間続けて押し付けることを十~五十回繰り返し、少し疲れるぐらいを目安にします。
初めはタオルに高さのある状態から初めて、徐々に膝裏と床の隙間が少なくなるようにしていきます。
痛みの強さや、炎症部位・要因は人それぞれです。また、中には必ずしも変形性膝関節症とは限らないものもあります。疼痛が強く続く場合は、医師の診察を受けましょう。
本記事に関するお問い合わせは☎八七六-八六五五(フレイルサポートセンター)までお願いいたします。
2024年11月 5・19日ボラセン講座(囲碁) 14日どんまい市立病院販売 21日ボラセンランチ会 22日無料法律相談 25日未病ウォーク 27日どんまい市役所販売 2024年12月 1日三浦のつどい 3・17日ボラセン講座(囲碁) 5・26日どんまい市立病院販売 11日どんまい市役所販売 19日ボラセンランチ会 22日オレンジ会 27日無料法律相談 未病サロン情報 その他の地区でも不定期開催しています。 詳しくは下記☎までお問い合わせください。 2024年11月 5日シーアイ 5・19日飯森中区 6日宮川会館 7日日の出会館 7・21日ボラセン(えきちか) 8日老人福祉保健センター 12日小網代会館 12・25日氏子会館 13日海外楽友会 ボラセン三崎 15日市民交流センター 19日暖館・海外区 20日GHみづき 22日あんじゅ三崎口 2024年12月 3日シーアイ 3・17日飯森中区 4日宮川会館 5・19日ボラセン(えきちか) 5日日の出会館 10日小網代会館 10・23日氏子会館 11日海外楽友会 ボラセン三崎 13日老人福祉保健センター 17日暖館・海外区 18日GHみづき 20日市民交流センター あんじゅ三崎口 みうらふれあいサロン情報 2024年11月 1・15・22日岬陽小 8・22日チェルSeaみうら 12・26日県営上宮田団地集会所 13・20・27日城ヶ島区民センター 13・27日初声市民センター 21・28日勤労市民センター 2024年12月 6・20日岬陽小 10・24日県営上宮田団地集会所 11・25日初声市民センター 11・18・25日城ヶ島区民センター 12・19・26日勤労市民センター 27日チェルSeaみうら 掲載予定は、予告なく変更になる場合があります。 お問い合わせは… ☎888-7347までお願いいたします。