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沢庵づくり

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三浦市社会福祉協議会会長の大古益男です。
昨日、佐藤常務の依頼を受けて、本会のスタッフや「えい吉」で就労訓練をなさっている利用者の皆さんと「沢庵づくり」に精を出しました。おかげさまをもちまして、三浦半島域広域就労困難者等就労支援モデル事業の利用者さんも増加の一途を辿っております。「沢庵づくり」もその一環で、作業工程を増やして、一人でも多くの利用者を受け入れたいとするスタッフの発案によるものだそうです。
ここに以前私が記したコラムがあります。
転載しましょう。

「さまざまな地方でさまざまな漬物との出会いがあります。
 かなり以前、本場の民家でもてなされた野沢菜漬けは、まさしく逸品といえるものでした。
 もく目の立った古めかしい、それでいてよく磨き込まれた年季ものの木樽から取り出された野沢菜。瑞々しい緑葉は氷に張りついてバリバリと音を立て、水流いすることもなくそのまま刻み器に盛られます。
 あの独特の風味と歯ざわりは、いいようのない雪国の風情でもあり、忘れ難い懐かしさとなっています。
 漬物の旬はなんといっても冬場です。薄塩でも変質することは少なく、素材の持つ本来の味を損なうことなく楽しむことができるからでしょう。
 一般的に人気の高いのが白菜付けといわれています。見るからの新鮮さ、歯切れのよさ、そして何よりも” くせ ”のなさが万人向きとなっている理由でしょう。
 しかし漬物は、どれをとっても持ち味があります。先人はうまい方法を考えたものとつくづく思います。地方地方の風土に育まれたおもむきは、幕藩制のもとで、それぞれが経済の自立を図り、特産を生んだ名残りかも知れません。
 さて、三浦といえば大根、大根といえばたくあん漬け。ふるさと三浦の自然の恵みを、たくあんの漬け方談義に乗せてお届けしたいところですが、今回は紙面の都合で割愛しなければなりません。
 上宮田方面の専門家が開発された、評判のいい三浦漬けの真似はとてもできませんが、昔ながらの我流と毎年の試行錯誤を繰り返し楽しんでいる程度です。
 近頃は健康食を合言葉に、どこの家庭でも減塩甘口が好まれるようになりましたが、何といっても漬物のベースは素材と塩に変りはありません。そこで一切れ摘んでは「これ、塩はどれくらいで」、などと、ひと頻り漬物談義に華が咲くというわけです。
 流通に乗った豊富な食材は季節感を無くしています。マーケットの売棚に列をなす茄子の漬物の、あまりの光沢につい惹かれ、買ってはみたもののなんともいえない複雑な味に落胆された人も多いと思います。度を過ぎた添加物のいたずらが素材の持つ元味(もとあじ)の良さを破壊した結果といえるでしょう。素朴な手作りに挑戦するのも楽しいものです。」

そうなのです。漬物とは、地産地消を代表するもっともポピュラーな食べ物なのです。
もうひとつ、漬物のことを室町時代には香の物と言いました。
それこそが「香々」「おこうこ」であり古漬けです。江戸時代になって当座漬け(すぐに間に合う漬物)を「新香」というようになりますが、今では古漬け、新香を総称して「お新香」といいます。

大根!!

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地域福祉係(ボランティアセンター担当)の稲積です。

三浦と言えば・・・
「大根」

ですが、なぜ、社協で大根???と思われますよね。


これも、大事な就労訓練なのです。

ブログでも何度かご紹介しています、広域就労困難者等就労支援モデル事業では、本事業を利用される利用者も着実に増えてきています。そこで、就労業務の更なる充実の一環として、店舗で出す「お漬物」を自分たちで作ろうという試みを始めました。

※ちなみに、写真は大根を干している様子です。

地域の方の多大なるご協力によって提供して頂いた大根を自分たちで加工しお客さまに提供していく。「地産地消」をモットーとする本店舗には大切な取り組みですよね。
そして、このような活動を通じ、三浦の地域の皆さまの温かさを改めて感じ、本事業が地域の皆さまと一緒に成長していければと思いました。

成功するかはまだ分かりませんが、この大根レポート。いや就労訓練レポート、これからも経過報告を続けていきたいと思います。

合同カンファレンス

三浦市社会福祉協議会常務理事の佐藤千徳です。
昨日、三浦半島広域就労困難者等就労支援モデル事業を共催する葉山町社会福祉協議会の事務局長以下スタッフの皆さんと第1回目となる合同カンファレンスを実施しました。
今のところ三浦市と横須賀市の利用者しかいませんので、事務的な面でリードしたのは、本会の主担当稲積洋子さん。彼女にとっては、いわばデビュー戦となるカンファです。この間、資料づくりは大変だったでしょうが、大過なく終えることができたのではないでしょうか。彼女の頑張りには本当に頭が下がる思いです。
葉山町社協の倉本さんからも過分なるお誉めの言葉をいただきました。僕も少し鼻が高かったことを告白します。
それにしても、葉山町の皆さんから発せられる鋭い質問には感嘆しました。自身の勉強不足を恥じ入るばかりです。それでも、だからこそ、こうした事業を社協のネットワークを生かして実践することの意義を深く感じた次第です。葉山町社協には、感謝しても感謝しきれません。http://www.hayamashakyo.com/

株式会社の市場参入

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三浦市社会福祉協議会常務理事の佐藤千徳です。
それにしても酷い写真ですね。撮影は山中貴代さんです。
鎌倉商工会議所で開かれた勉強会の一コマですが、ここで、お弁当屋さんhttp://www.1188-bunny.com/index.htmlが就労継続支援のA型に取り組むというお話しや、株式会社を興してB型事業に取り組んでいらっしゃるオーナーさんhttp://cooca.seesaa.net/のお話を伺ってきました。掻い摘んで言うと、お弁当屋さんのお話は「企業のCSRとしてではなく、経営戦略としてA型事業を選択する」という趣旨だったかと思います。一方の会社を興したオーナーさんのお話しは「思いがあって事をおこそうと考えても、法人格を取得するのは難しい。保有財産の問題や融資問題が立ちはだかる。結果として株式会社を設立するのが最も簡単な方法だった」とまあこんな感じでしょうか。会社を興したオーナーさんの気持ちは痛いほどわかります。本当に頑張っていただきたいです。で、お弁当屋さんのほうはというと、正直よくわかりません。「障害者を雇用したら皆が優しくなった。自分もやさしくなった」ことを強調されていましたが、僕はそこに違和感を感じるのです。企業のタクティクスとしてA型を開設するのなら、企業ならではポリシーや優位性、戦略をお伺いしたかったからです。だってそうじゃありませんか?株式会社の参入は、社会福祉法人やNPOにとって脅威なんですから。とは言え、生意気言ってすみません。ひとつ良しなに。

指定管理者制度

三浦市社会福祉協議会常務理事の佐藤千徳です。
市民の皆様にご報告があります。
平成22年度以降も本会が①三浦市地域福祉センターと②三浦市高齢者ふれあいセンターの管理を担うことになりました。
なお、参考までに下記もご参照ください。①http://www.city.miura.kanagawa.jp/fukushi/fukushi-c_shiteikanrisha.html ②http://www.city.miura.kanagawa.jp/kaigo/fureai-c_shiteikanrisha.html (平成18年度から平成21年度までの古いテキストが掲載されています)。
言わずもがな、指定管理者制度の本旨は、コスト面だけでなく、専門的な分野につき、それをより得意とする外部の企業等に委託することを意味するわけですが、本会としてもこれまで以上に、そうしたユーザーの期待に応えていかなければならないと気持ちを新たにしているところです。