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三浦市総合福祉センターの設備案内②

社会福祉法人三浦市社会福祉協議会が所有する「三浦市総合福祉センター」は、地域福祉の総合拠点です。ボランティア・市民活動を促進するために、パソコンや印刷機などを置き、大小会議室もご用意しています。
シリーズ第2回目となる今日は、三浦市総合福祉センター1階交流スペースのにある図書コーナーをご紹介します。

三浦市総合福祉センターの設備案内①

社会福祉法人三浦市社会福祉協議会が所有する「三浦市総合福祉センター」は、地域福祉の総合拠点です。ボランティア・市民活動を促進するために、パソコンや印刷機などを置き、大小会議室もご用意しています。
今日からシリーズで、三浦市総合福祉センターの機能についてご紹介します。
第1回目となる今日は、備え付けのパソコンをご案内します。終日解放しているロビー(交流スペース)には、2台のパソコンを置き、インターネットにも接続しています。

弁当箱は“ゴミ箱”じゃないのに…

「やったー!やったー!」
満面の笑みを湛えて利用者が厨房に飛び込んできた。
落ち着かせて話を聞くと、HUGくみのスタッフに「今日のお弁当、美味しかったよ」と褒められたらしい。「子どもたちは、唐揚げが好きだから残さずに食べていたわ」。そう言われた利用者は「来週の土曜日も唐揚げにしましょうよ」と興奮冷めやらぬ様子。
就労継続支援B型事業所「どんまい」の開業日は、月曜日から土曜日までの6日間。土曜日だけだけど、僕は厨房に入るようにしている。
この利用者にとって「美味しかったよ」の一言は、琴線に触れる“魔法のことば”となったのだ。
その歩みは緩やかだけど、どんまいの利用者は日々成長している。毎日利用者に寄り添うスタッフに比べ、週に1度しか接していない僕は、その変化を比較的容易に感じ取ることができるのかもしれない。

そして僕は、実践を通して学んだ。
“働くという行為において「経験の蓄積」は、知的レベルを凌駕する”ということを。もちろん職種にもよるが、精神遅滞は、必ずしも“働く”という行為において、ハンディとはならないのだ。豊富な経験を積ませることによって、その可能性は確実に広がるのである。
「働く喜び、喜ばれる感動」を基本的なコンセプトに就労支援を実践してきた“どんまい”のスタッフにとって、この日ほど喜びを感じたことはないだろう。
一方で、利用者を落胆させるのは簡単だ。
 
 ここに1枚の写真がある。

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 地域福祉センターから戻ってきた弁当箱には、このような「ごみ」が度々捨てられている。
 「弁当箱は“ゴミ箱”じゃないのに…」利用者の表情は一変に曇る。
 もはや、利用者にとって食品残渣は、ごみではない。利用者の嗜好を知る上での大切な検証材料となっているのだ。「今日は完食だ」「今日のおかずは残っている」「不味かったのかな…」「お塩が足りなかったのかな…」といった具合に。そして、それがまた、技術の向上、工夫へと繋がっていくのだ。しかし、何に使ったかわからないティッシュは違う。明らかに「ゴミ」なのである。
 利用者が“捨てた”ものなのか、地域福祉センターのスタッフが“捨てた”ものなのかは、わからない。いずれにしてもマナーの欠如は否めない。利用者の暗く沈んだ表情を見ていると僕が恥ずかしくなる。
 少々前置きが長くなってしまったが、僕が言いたかったのは、地域福祉センター職員のモラルの欠如などではない。
 “社協マン”としてのアイデンティティの欠如、つまり、三浦市社会福祉協議会という共同体に対する帰属意識の欠如に他ならない。
 既に100名を超える職員を抱える本会は、時として“お役所”以上に縦割りであったり、セクショナリズムに支配される傾向にある。いわゆる部局割拠主義という奴で、組織内部の各部署が互いに協力し合うことなく、自分たちが保持する権限や利害にこだわり、外部からの干渉を排除しようとする排他的傾向を示すことだ。組織内部の専門性や合理性を追求しすぎた結果起こってくる機能障害である。いささか断定的な物言いになってしまったが、そこまで荒んだ状況ではなかろう。しかし、胸に手をあてて考えてみて欲しい。心当たりはないだろうか?「どんまい」のお弁当を単に民間業者の「仕出し弁当」と混同してはいないだろうか。地域福祉センターの要介護高齢・障害者も、あるいは「どんまい」で訓練する要就労支援者も大切な本会の「利用者」なのである。地域福祉センターにお弁当を届けているのは、トイレの清掃をおこなっているのは、貴方自身の利用者なのだ。昭和の古き良き時代、ある大物歌手が言った。「お客様は神さまです。」と。時代が変わろうとも通底する精神に変わりはない。介護ビジネス(自立支援法の事業も)が市場競争の只中に置かれ、民間企業も社会福祉法人もイコール・フッティングの状況にある今、それぞれの利用者の「自立」にどこまでも真摯に向き合う―それ以外、この市場原理を生き抜く術はない。また、そのことにこそ我々のスキルはある。今こそそれを肝に銘じなければならない。
 もとより「美味しかった」という“ことば”だけが、魔法の言葉なのではない。まずは気に掛けること。「今日のお弁当~したらもっと美味しくなるよ」といった具合に、否定ではなく肯定を導入に諸種の改善に向けたアドバイスをしていくことが大切なのだ。そう、意地悪ではない健全な批判精神に基づいたアドバイスなら、それは当該者の心に必ず届く。心のこもった滋味あふれる“ことば”は、魔法の言葉に成り得るのだ。
 
 
三浦市社会福祉協議会法人運営担当参事 佐藤千徳

成年後見受任関係団体情報交換会

平成24年9月13日(木)、三浦市総合福祉センターにおいて、成年後見受任関係団体情報交換会が開催されました。

三浦市社会福祉協議会が神奈川県社会福祉協議会のご支援を得て(3ケ年という時限で財政負担をいただいて)開催した「成年後見受任関係団体情報交換会」。今回も多数の関係者の出席のもと、意見交換がおこなわれました。冒頭、はまゆう包括支援センターの事例検討に始まり、神奈川県社会福祉協議会の石附千早さんが「かながわの成年後見」と題して、かながわ成年後見推進センターの取り組みや成年後見制度の現状について、パワーポイントを使ってわかりやすく説明してくださいました。
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 説明資料

参加者からは、こうした会議が開催されることを歓迎する意見が聞かれ、来年度以降も(神奈川県社会福祉協議会の財政支援は今年度まで)継続を求めたいとする意向が確認されました。
横浜市などでは、行政主導でネットワーク会議を設けているとの情報もいただきましたので、その必要性を三浦市に対して訴えていきたい考えです。

お忙しい中、事例をご提出くださった“はまゆう地域包括支援センター”の皆様、関係各位に心から御礼申し上げます。

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 委員名簿

三浦市総合福祉センター図書コーナー

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社会福祉法人三浦市社会福祉協議会が運営する「三浦市総合福祉センター」は、三浦市における地域福祉の総合拠点として、ボランティアの皆様に親しまれています。このたび、神奈川県社会福祉協議会の資料室が放出した書籍を買い取り、ライブラリに加えました。障害福祉系の専門書を中心に250冊ほど蔵書しました。今のところ貸出しはしておりませんが、お立ち寄りの際はお気軽にご利用ください。

[BOOK LIST]
1福祉のための法学
2ボランティア・コーディネート
3家庭崩壊 民生委員の叫び
4精神医学ハンドブック
5発達障害の基礎
6知的障害を持つ子とともに
7重症心身障害療育マニュアル
8発達障害の臨床
9発達障害児 上
10発達障害児 下
11重複障害児教育
12自閉症の研究と展望
13自閉症児の遊戯療法
14自閉症
15自閉症児の治療教育
16障害者の雇用と職場適用
17自閉症 その教育システム
18自閉症児の言葉の指導
19スウェーデンの高齢者ケア
20自閉症児 その臨床例と技法
21障害児の発達と教育
22障害福祉改革への提言
23障害者差別禁止法とソーシャルワーク
24ボランティアコーディネーター
25みんなボランティア
26実践グループワーク
27心身障害児の会話療法
28自閉症児の発達単元267
29私の悩み事
30医療と福祉における市場の役割と限界
31身体障害児
32障害学の構想
33視覚障害者のリハビリテーション
34学習障害の診断と指導
35共働きっ子の気持ち
36ちえおくれのための成人生活への援助
37ボランティアの時代
38家庭崩壊と非行
39初めての点訳
40私たちの障害児教育
41幼児児童の遊戯療法
42障害児者へのサポートガイド
43子どもの非行に気付いたら
44自閉性障害を考える
45ご近所パワー活用術
46在宅ケアとバリアフリー住宅
47知的障害をもつひとの自己決定を支える
48身体障害者自動車運転指導ハンドブック
49知的発達に障害のある人たちの職業と生活に関する調査
50精神障害者の職業リハビリテーション
51障害者相談執務必携
52私たちの障害児教育トビアスおおきくなる
53お母さんなぜぼくを生んだんですか
54障害児理解の方法
55グループ完
56明日を創る 頚損者の生活の記録
57市民参加のデザイン
58精神障害者の医療と人権
59どこが違うマリア
60人間裁判
61石山完とその仲間たち
62親と子の余白
63障害児の心理と教育
64公務員のためのNPO読本
65家族政策と地域政策
66心理治療と治療教育13号
67心理治療と治療教育14号
68障害者の生活環境改善手法
69発達とその障害
70集中できない子供たち
71乳児教育指針
72自閉児の保育と教育
73えらいぞ サーブ!
74コミュニケーションのための10のアイディア
75忘れないで
76自閉症児の教育の実践
77発達教育1
78発達教育2
79発達教育3
80発達教育4
81発達教育5
82発達教育6
83自閉症とその周辺
84痴呆性老人のケア環境
85精神障害者地域リハビリテーション実践ガイド
86発達障害児の問題行動
87脳卒中の人が寝たきりにならないために
88障害児の自我形成と教育
89障害者の性と結婚生活
90インナーシティのコミュニティ形成
91食育実践プログラム
92国際ボランティアガイド
93多動症の子どもたち
94自閉のとびらを開く
95自閉症幼児の他者理解
96幼児虐待
97発達教育(ハードカバー)
98発達障害研究
99発達障害研究
100発達
101心理と治療と治療教育
102自閉児の言語開発
103自閉を開く
104障害児者の命発達自立
105自閉症児の学習指導
106自閉児の言語
107ちえおくれの子の性指導
108男子の性と生活ガイド
109自閉症児と生きる
110小児自閉症
111自閉症入門
112知行とともに
113障害児地域療育など支援療育
114身体障害者相談員活動事例集
115社会生活力支援
116当事者主体の介助サービスシステム
117精神障害者寛解者処遇についての手引き20章
118人づくりの労働論
119はたらく障害者
120精神科の薬がわかる本
121優しい自閉の勧め
122アルジャーノンに花束を
123自閉症裁判
124地方自治の新領域
125多動児の治療教育
126うたって弾いて踊って
127障害児を育てる感覚統合法
128小さな天使
129ぼく、憐みなんかいらないよ
130自閉症スペクトラム生き方ガイド
131学校って行きたい
132障害者の解放運動
133発達の遅れた子供を育てる方へ
134地域へ活かす私たちの障害福祉計画
135障害者の福祉と人権
136障害児の教育権保障
137障害者の医療と療育
138心身障害児の教育
139障害児観再考
140ファミリーソーシャルワーク児童福祉の未来
141言語表現と体力の指導
142このまちで仲間と共に
143老幼稚園長ぶっちゃけ話
144この子らは世の光なり
145自閉症児の育て方
146青年期の自閉症
147障害者福祉実践とケアマネジメント
148重症心身障害児の教育方法
149新しいアドミニストレーション
150ナイジェル没ハントの世界
151暮らしと相談活動
152障害者福祉基礎資料集
153青年期の自閉性障害
154障害児教育一般原理
155こころの遅れた子供たち
156身体障害者のみた知的障害を持つ人たちの世界
157アメリカ障害児教育の魅力
158暮らしと相談活動
159孤絶の世界
160私とあなた 愛って性ってなんだろう
161障害者の教育と福祉入門
162障害児の教育権思想批判
163スポック博士の心身障害児の療育
164ダウン症者の豊かな世界
165自閉症児の年齢別指導法
166自閉症の実践教育
167問題を持つ子の指導
168学校5日制と障害児の発達
169ボランティアスピリッツ
170ダウン症児の家庭教育
171自閉症児の保育上・下
172親と教師のための個別教育プログラム
173障害児福祉と教育を考える
174自閉症児へのダイナミックアプローチ
175障害児問題の今日と明日
176統合集団遊び
177人的自立を促す障害児指導
178障害者ケアマネジメント実践事例集
179自閉症のバイオロジー
180障害者差別工場にたたかう
181知的障害者の自己決定権
182大人になった障害児
183障害当事者が提案する地域ケアシステム
184ぞうさんの部屋の記録
185続・ぞうさんの部屋の記録
186自閉的傾向を持つ幼児の保育
187自立生活センターの誕生
188ようこそダウン症の赤ちゃん
189ダウン症の子をもって
190保育が輝く日
191愛と共感の教育
192新しい自閉症児教育
193老いの見方、感じ方
194自閉症児と学校教育
195障害児相談員活動事例集
196きたえる
197障害児のリトミック指導
198知的障害者の言語とコミュニケーション下
199障害を持つ子を産むということ
200障害を持つ子がそだつということ
201大きな花の咲く日まで
202やったらできた
203障害児の教育と心理
204私たち、愛し合わなければ
205障害児の発達と子育て
206ダウン症児の早期教育プログラム
207自閉症論の原点
208二十歳になった自閉症児
209私の中の障害児
210障害児福祉と教育を考える
211ぼくのまんだら
212自閉症児と学校教育
213心身障害児の療育相談
214友達はぼくの宝です
215雲のない地図
216障害児の進路指導
217ぼくが自閉語を話すわけ
218自閉症とは
219子どもの発達相談
220自閉症児と共に
221定年からの人生
222障害の重い子の発達と遊び
223自閉症と家族青年編
224自閉症の関係障害臨床
225ニューメディアを活用した重度障害者に対する自立支援に向けて
226自閉児の発達と指導
227彼らの願いを原点に
228ちゃんと人と付き合いたい
229発達障害を持つ高齢者とQOL
230問題行動に対する医学と教育
231知的障害者の言語とコミュニケーション
232体 躾 言葉の指導
233発達障害児の心理臨床
234ぼく10までかけたよ
235ちえおくれのこどもの心理と教育
236障害者の生活と福祉
237発達保障の探求
238自閉症と家族児童編
239自閉症治療への道
240障害児がいて見えてきた
241障害児教育とその周辺
242発達保障思想の形成
243協働教育と統合教育の実践
244障害児に学ぶ
245こうすれば地域の学校に行ける
246障害児の遊び・リズム・劇
247障害児教育の思想
248つくしの子どもたち
249遅れの遅い子どもの指導プログラム
250心身障害児の音楽療法
251本人の意思尊重に向けて
252学校とは何をするところか
253発達障害児のスウィミングセラピーと空間構成法
254障害児の教育と福祉
255特殊教育20年の歩み